保育士歴もうすぐ20年、さらに保育園の保護者歴8年目の、ほたるです。
新年度に向け、入園準備に忙しくされているママ・パパも多いのではないでしょうか。
保育園の説明会でもらう資料には、準備しなければならないものが沢山記載されていますね。

色々必要だと聞いていたけど、本当にたくさんあるのね…
その中の1つ、洋服。
今回は、保育士として日々子どもたちの着替えの様子を見てきたこと、さらに自分自身が我が子の入園準備の時に気を付けたことを踏まえて、準備する洋服についてのポイントを紹介します。
『かわいい服で登園させたい!』
という気持ちもあると思いますが、保育園には服装のルールが細かくある場合も多いのです。
「知らなかった~!」
とならないように、園でもらった資料をじっくりと読みつつ、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

保育園の服はすぐに汚れそうなイメージ・・
とにかく安いもので考えているけど…他にもポイントあるの?
最大のポイントは子どもが保育園で過ごす中で
- 安全性
- 扱いやすさ(自立を促す)
この2点がとても大切だと考えています。
それを踏まえて、ポイントはこちらの6つ!
- 着替えは6セットはあると安心
- 伸縮性のある生地を選ぶ
- フードや紐、ボタンのついた服を避ける
- 女の子はスカートを避ける
- 少しゆとりのあるサイズを選ぶ
- 上下どちらかは無地に統一する
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう!

筆者も我が子の入園準備のときに意識したことを含め、ポイントを紹介します!
保育園用の服選びつ6のポイント

保育園の服装は、色々とルールがある場合が多いです。
子どもの安全のためもありますが、保育園では発達に応じて、子どもたちが身の回りのことを自分でできるようになるように、援助していきます。
安全面に加え、さらに子どもができるところは自分でできるよう、扱いやすさも含めてポイントを紹介します。

着替えを通して、少しずつ自分でできることが増えていきます。
洋服の扱いやすさで、そんな子どもの成長を応援したいですね!
6セットの服を準備しておくと安心
我が子の園では3セットは保育園の引き出しに常備しておくよう言われました。
3セットにプラスして洗い替えも3セットほど、計6セットは用意していました。
私は時々洗濯をさぼったりするので(;’∀’)さぼったとしても、足りるように!笑
そもそも、保育園生活で着替えってそんなに必要なの?
という疑問を抱く方もいらっしゃると思います。
一般的には
- 午前中の遊びを終えたあと
- 食事をしたあと(汚れた場合)
- 午後の外遊びのあと
- 水分補給や手洗いなどで服が濡れてしまったとき
など、その都度着替えをすると、どんどん着替えも減っていきます。
さらにはトイレトレーニング中だと失敗の度に着替えも必要になるので、多い時には午前中で2回パンツとズボンを着替えることも。

トイレトレーニング中はズボンとパンツのストックが多くあればあるほどあると安心!
それぞれのご家庭で、洗濯をするタイミングなども異なると思います。
乾燥機のある家庭、そうでない家庭でも洋服の回し方も違ってきますよね。
ご家庭の生活パターンに合わせ、余裕を持った服の枚数を用意しましょう!
伸縮性のある生地の服
乳幼児期は体の使い方を覚え行く時期でもあります。
特に乳児期のハイハイ、立つ、座る、登る、降りる、ジャンプするなど、全身を使って遊びながら色々な動きを習得していきます。
子どもが動きを邪魔されずにのびのびと遊ぶことができるよう、伸縮性のある生地が最適です。
着替える機会の多い保育園では、少しずつ自分でできるところは自分で行うようになっていきます。
子ども「自分でやってみよう!」とやる気に満ちている時に、服が硬くて自分で出来なかった・・・
なんてことも、結構あります。
保育者が援助する分には、多少生地が硬くてもなんとかなるものですが、
生地が硬いせいで、「自分でやりたい!」というせっかくの気持ちを台無しにしてしまうことも。
2歳前後から少しずつ「じぶんで!」「やりたい!」という気持ちが芽生えてきます。
そして、自分で「できた!」という達成感から色々な自信にもつながっていきます。

服のちょっとした選び方を気を付けることで、子どもたちの成長の機会を応援できます♪
伸縮性のある生地を選んでみてくださいね。
フードや紐・飾りがついていない服
フードや紐のついた服NGになっていることが多い理由は、
ひっかかって危ないからです。
実際に、遊具にフードや紐がひっかかり、窒息する事故なども発生しています。
また、飾り(飾りボタンなど)がついていると、誤飲の危険や髪の毛に引っかかってしまう危険があります。
万が一外れて落ちたものを、赤ちゃんが口に入れてしまい、そのまま飲み込んでしまった!
などの事故が起こることも考えられます。
※園によっては誤飲の危険性を考慮し、ルールとして飾りのない服と指定されている場合も。我が子の園はそうでした。
このような事故を防ぐためにも、飾りがないほうが安全です。

園生活ではシンプルな服、休日にはお気に入りのカワイイ服で過ごすのもいいですね!
女の子はスカートを避ける
女の子のスカートはOKな園もあるようですが、NGとしている園が多い印象です。
活発に遊ぶ中で、スカートがめくれてしまったりすることも理由の一つです。

保育園では女の子も、ズボンで過ごすことが一般的です。
最近ではスカッツはOKな園もあるようです(^^)
サイズは気持ちゆったりめに
最近のズボンのデザインは、レギンスタイプのものも多いですよね。
大人が履かせてしまえば、そこまで不便ではないのですが、
子どもが自分でやりたがる年齢になると、ぴったりとしたレギンスだと、うまく上げられずにやりくそうにしている子が多いです。
気持ちゆとりのあるサイズを選んで、子どもが扱いやすいサイズ(サイズアウトギリギリの服はNG)を選ぶように少しだけ意識してみてください。
…余談ですが
筆者自身、我が子のズボン・Tシャツのサイズは気にしていたけど、パンツのサイズ確認しておらず、めっちゃきつくなっていたこともあります(失敗談)

子どもの成長はあっという間。こまめにサイズチェックをしてあげましょう。
着脱のしやすさを考えると、少しゆとりがあるくらいがちょうどいいと思います。
上下どちらかは無地に統一する
保育園あるある~!!
お迎えに行ったときのコーディネートが斬新だった!(‘ω’)ノ
ズボン→チェック、Tシャツ→ボーダーとか!笑
保育者も、着替えを出すとき一応意識するんですよ、するんですけど…
忙しいとつい手前にある取りやすいものを選びがちなんです。
子どもが自分で引き出しから出せるようになると、高確率で斬新素敵コーディネートができちゃうんですよね!
そんな理由から、筆者はそれを避けるため、ズボンは無地に統一してました。
そのため、Tシャツは好きな柄を気兼ねなく選ぶことができていました(^^)
上下のどちらかは無地に統一して揃えることを意識すると、斬新コーディネートを避けることができます。

コーディネートは特に気にならない…という方は、気にせずそろえちゃいましょう!
保育園用の服装選び6つのポイント【まとめ】

保育士からの視点と、筆者自身の経験を踏まえた洋服選びのまとめです。
- 洗濯の頻度によるが着替えは6セットはあると安心
- 伸縮性のあるもの
- フードや紐・飾りついていないもの
- 女の子はスカートを避ける
- 気持ちゆったりめのサイズ
- 上下どちらかは無地に統一
ちょっとした保育園用の服選びのコツを紹介しました。入園準備、楽しくがんばりましょう☆
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