保育士として働き、産休・育休を経ての職場復帰を考えている方や、いずれ出産を経て保育の仕事を続けられるのかな、と不安に思っていませんか?
- 子育てをしながら、本当に今まで通り働ける?
- 子どもが体調を崩した時、ちゃんと休める?
- 早番・遅番の時の我が子の送迎はどうする?
- 急な残業になった時どうする?
- 家族にどこまで、どうサポートしてもらえばいい?
そんな不安を抱え、”本当に大丈夫かな…”と考えたことがあるのではないでしょうか。
筆者も、保育士として正規職員で働きながら2人の息子を出産。
それぞれ産休・育休を経て現在は保育士(フルタイムパート)として働いています。
働きながら色々な問題に直面し、悩み、葛藤しながら最終的には働き方を見直し、現在に落ち着いています。
この記事は、自身のお子さんを保育園に預けて職場復帰をする前提で書いています。
結論からお伝えすると、保育士と子育ての両立は家族のサポートがあれば可能です!
ただし、強靭なメンタルと根性、体力があれば、サポートなしでもがんばれるかも!!
反対に、家族のサポートがないと心身共に疲労がたまり、現実的にかなり厳しい状況になります。

夫や両親・義理両親の協力・サポートがあれば、保育士と子育ての両立はできる!
保育士の仕事を優先させたい人は、頼れる家族にサポートをお願いしておこう!
保育士と子育てを両立しようと、私なりに奮闘してきた中で、保育士ならではの直面した問題などを体験談を交えて紹介します。
【子どもとの時間と仕事】どっちが大切?!ママ保育士ならではの悩み ※記事準備中です
この記事を読めば、産休育を経て職場復帰する際、保育士の仕事と子育ての両立を叶えるため、どのような家族のサポートが必要かがイメージできると思います。
今後の働き方の参考になれば嬉しいです。
【保育士と子育ての両立】家族のサポートがないと困難な理由

結婚・出産など人生での節目を迎え、保育士の仕事を続けることに不安を感じる方が多いのが現実です。
特に、出産後に職場復帰をする際、子育てとの両立がきちんとできるのか、職場でもサポートしてもらえるのか?など不安をかかえることが多いかと思います。
筆者のまわりでも、実際に結婚・出産を機に保育士を辞める人が多いのが現状です。
もったいない‥
でも、いったん保育士から離れてみる…その気持ちもわかるのです。
筆者も経験してみて、本当に本当に大変だったから。
今も子育てしながら、働いているすべての保育士さんを尊敬してます!
- 早番・遅番など不規則なシフト勤務
- 夕方からの行事(個人面談等)、土日の大型行事がある
- 持ち帰り仕事がある
一般的な会社員と比べると、仕事復帰するハードルが高いですよね。
結論から言うと、家族のサポートがあれば両立することは可能です。
筆者も、第一子の育休明けにはやる気満々で復帰したのですが、理想と現実のギャップに苦労しました…
実際に、筆者の周りで子育て中の同僚は夫以外にもサポートしてもらう人がほとんどでした。
コロナ禍の今となっては、在宅勤務が増え、なんとか対応している人もいますが、どうしても仕事の調整ができない場合は、夫以外の家族(両親・義理両親)にサポートを頼んでいる人が多い印象です。

実際に、筆者の周りの保育士(友人・同僚)は夫以外の家族のサポートを受けている人が多いです。”サポートがないと難しい”と口をそろえて言っています。
我が家では、実母のサポートなしでは仕事ができなかったと言っても過言ではありません。
それでは、家族のサポートがないと困難な理由を挙げていきたいと思います。
時短勤務なのに!?残業でお迎え時間に間に合わない
育休明けは時短勤務をさせてもらうケースも多いと思います。
私も復帰後、9:00~16:30の時短勤務とさせてもらいました。
始めのうちは、定時で帰れることも多かったのですが、時が経つにつれて残業の日が多くなりました。
時短と言っても担任を持っていたので、仕事量は従来通り…。
- 担任としての書類(月案・週案・日誌など)
- 行事準備
- 保護者対応
- 各種打合せ・職員会議
- 製作準備
- その他作り物 など
担任をしていれば、子育て中だからといって仕事が減るわけではありません。
結局、持ち帰って仕事をしたり、持ち帰り出来ない仕事は残業しなければならないことが多くなります。
さらに、年に数回ずつある夕方からの行事。
- クラス懇談会
- 個人面談 など
時短で働いていても、夕方の行事を誰かに頼むことは難しいですよね。
息子を預けていた園は19時に閉園だった為、その時間に間に合わないと判断した時には、実母の出番!
予めわかっている行事は予定がわかり次第、実母にお迎えを頼んでおかなければならず、予定の調整が大変でした。
ちなみに我が家の場合、夫は定時に上がれたとしても、保育園のお迎えには間に合わない距離へ通勤しているため、戦力になりませんでした。
職場との距離や勤務状況によっては夫婦2人だけで役割分担をしている家庭もありますが、我が家のように基本的に自分(母親)が送迎を担当する場合、夫以外の家族のサポートが必須になります。

保育士に復帰するには夫と分担する、または夫が情況的に難しい場合は、夫以外の家族のサポートがあると安心です。
子どもが体調を崩した
子どもがいると急な体調不良で、保育園を休まなければならないこともよくあることです。
我が子も保育園に入園したばかりの時期には、洗礼を受けるかのように色々な感染症のフルコース!
朝になって発熱に気づいたり、家を出る直前に突然嘔吐‥なんてこともありました。

風邪・インフルエンザ・胃腸炎…色々もらいながら強くなってきました!
もちろん、1日で体調がよくなることはほとんどないため、数日は療養しなければなりません。
職場に子どもの体調不良を伝えて、お休みをもらうことになるのですが、その時考えることは
”職場に迷惑がかかってします…どうしよう…”でした。
担任を持っていると、園外保育や行事などクラスの予定もあったりして急に休むと迷惑をかける。
さらに遅番・早番勤務のシフトだったら代わりを探さねばならず、迷惑をかけてしまいますよね。
子どもの体調を優先したいという気持ちはあたりまえのようにあるのですが、子どもと仕事を天秤をかけているようで、嫌な気持ちになることも多々ありました。
他の仕事も休みにくいと思いますが、保育士ならではの休みにくさがあることを改めて実感しました。
子どもたちが成長した今となっては体調を崩す頻度も少なくなっていますが、まだ小さい頃には頻繁に実母に頼み、小児科に連れて行ってもらう事までお願いしたこともありました。
感謝しかありません…
自分と夫、実母でうまく交代しながら乗り切っていましたが、どうしても実母に頼む頻度が多かったですね。

ここでもやっぱり実母のサポートがないと厳しい!!と実感。
シフトで早番・遅番がまわってくる
保育士はシフトにより早番・遅番があるので、子どもの保育園の開園時間中に間に合わない日もあります。
早番・遅番の日の送迎の調整も必須です。
特に早番の日は夫に送りを頼んだり、遅番の日は実母にお迎えを頼んだりと、その都度調整していました。
早番の日に、夫が送ることができない場合は、申し訳ないと思いながらも、出勤前の早朝に我が家に来てもらい、送りを頼むこともありました…
行事や土曜・休日出勤がある
さらに保育園は休日の行事も多い!
園によってまちまちですが、ざっとこんな感じでしょうか。
- 入園式
- 夕涼み会
- 運動会
- 作品展
- 音楽会
- 発表会
- 卒園式 など
独身のころは、特に気にせず「はいは~い」と出勤していましたが、
家庭を持ってみると年間で休日の出勤が多いことに改めて気づきました。
子どもが土日に習い事をしていて、夫と分担して送迎している場合などは一人でやってもらわなければならないケースもあります。
夫が土日休みではない仕事の場合は、夫以外の家族のサポートが必要ですね。
サポートが難しければ働き方を見直すことも大切

この記事では家族のサポートがあれば、保育士としての仕事と家庭・育児を両立できると書きました。
しかし、両親がまだ働いていたり、遠方に住んでいたりするなど様々な事情でサポートを頼めない場合もあるでしょう。
そんな時は、一度自分自身の保育士としての働き方を見直すことがおススメです。
筆者も色々と経て、今はフルタイムパートという形をとっています。
一番の理由は、子どもとの時間の確保、自分自身の心の余裕を重視したからです。
自分に負担がかかり過ぎず、また家事育児をするパワーを残す働き方を検討してみることがおすすめです。
保育士の転職なら、保育士特化型転職支援【イクシィ】
人によってキャパが違うので、まずはどこを優先するのかを考えて働き方を考えてみてください。
自分が倒れてからでは手遅れになることも!(私はなりました…)
産休・育休後の生活を想像してみて、まずは無理なく、楽しく保育士の仕事をできるように応援しています!

保育士と子育ての両立には家族のサポートが必要!まとめ
この記事では、産休・育休を取得し、保育士に復帰する保育士ママが、子育てと仕事を両立できるかについて書きました。
- 自分たち夫婦以外にもサポートが得られれば、両立できる
- 強靭なメンタルと体力があれば、サポートなしでもなんとかやっていける
また、サポートが必要な理由として…
- 時短勤務だとしても残業が増える
- 子どもが体調を崩すことがある
- シフト勤務の為、自分の子どもの送迎について考える必要がある
- 休日の行事が多い
なかなか現実は厳しいですが、保育士という仕事は尊い仕事です。
今の働き方を見直したい時には、転職も視野に入れてみることもおすすめです。
自分自身の心と体の余裕、時間的余裕、家族との時間など何を大切にしたいかを一度考えてみることも大事ですね(^^)/
\より良い働き方を目指したいなら…/
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どうすれば続けられるかを考え、自分と家族の生活を第一に考えて働き方を考えるきっかけになってくれればと思います。
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