【保育士つらい】無理をするとうつ病に!?30代中間管理職リアル退職体験談

体験談

保育士の仕事やクラスの子どもたちは大好きなのに、こんなことに悩んでいる方はいませんか?

または、保育士との経験を重ねリーダーや管理職になったことで、仕事への気持ちが変化してきたと感じていませんか?

こんな気持ちで働いていませんか?
  • 園に行くのが辛い
  • 寝る前に、”明日また仕事に行かなきゃ”と思うと、苦しくなる
  • 朝起きても体が重くて起きることが辛い
  • 頭痛、動悸、気持ち悪い、不安感など常に体調が悪い

このような状態の方は、身体からの危険信号です。

今すぐ職場から離れたほうが良い状況かもしれません。

子どもたちがかわいそう…

年度の途中で辞めるのはどうなのかな…

そう思う気持ちは痛いほどよくわかりますが、1番大切なのは自分の心と体です。

筆者は上記のような状態を無理して長く続けたことで、想像もしていなかったうつ病と診断されてしまいました。

ほたる
ほたる

何かが崩れ始め、結果として軽度うつ病と診断されて退職することになりました。

この記事では・・
  • 10年以上務めた園を辞めざるを得なかった体験談
  • ブラックな職場でどんな働き方をしていたか
  • 過酷な労働を経て、身体や心がどうなっていったか
  • どのように退職することができたか

この記事を読み、もし悩んでいることがあり辛いと感じている方が、少しでも安心して職場を離れられると良いなと願っています。

ほたる
ほたる

今、苦しんでいる人は自分の身体を一番に考えて欲しいです。
渦中にいると感覚が麻痺してしまいますが、心身が崩れる前に…

大好きだった保育士を辞めた理由

保育士の仕事は子どものころからの憧れで、楽しく誇りをもって働いていました。

しかし、経験を重ねていきリーダーや中間管理職を任されることになり、仕事が激増。

少しずつ自分の中で楽しさよりも、辛さを感じることが増えていきました。

理由
  • サービス残業常識を超えた時間までの残業
  • 持ち帰り仕事や休日昼夜問わず仕事の連絡
  • 家庭より仕事を優先せざるをえないプレッシャー
  • 先輩からの助言を真に受け、自分自身という人間がわからなくなり自分を保てなくなった
  • 自分の思いと反する方法での後輩指導が辛くなった
  • 体調が常に悪く、結果うつ病と診断された

結婚・出産を経て、仕事復帰したのは良かったのですが、仕事が忙しすぎて家事育児はほぼ放置状態。

夫には「完全に洗脳されているみたいだったよ」と言われ、

親しい友人には「会ったとき、別人かと思うくらいおかしかったよ」

と言われました。

ほたる
ほたる

そんな筆者が大好きだった仕事を辞めることになった理由がこちらです。

中間管理職としてサービス残業・深夜までの仕事が常態化

サービス残業については、現場で働いている時からある程度は仕方がないという認識でした。

経営者からは、残業しないように言われますが、仕事量が変わらないので、帰れない。

「残業代は出せない」「仕事効率が悪いのでは?」と言われる始末。

仕事に追われながらも、時計を何度も確認し子どもたちの保育園のお迎えの時間を気にする日々。

毎日のように延長保育を利用し、閉園ギリギリのお迎えが続いたりしました。

「すみません、お迎えがあるので…お先に失礼します」

上司からの冷たい視線と「しょうがないわよね、お疲れ様」の尖った(ように聞こえた)言葉。

さらに、仕事が毎日どんどん蓄積され、終わりの見えなさに絶望することも。

一度帰宅して、子どもを寝かしつけてから、帰ってきた夫に後を頼み、再び職場へ戻ることもありました。

もちろん、この時間は記録しないため完全ボランティア状態

夫「それ、おかしいって。上司命令なの?断れないわけ?」

夫に止められても「私がやらないと、やる人がいない。だから行く!」と、当時は謎の使命感に燃えていたのでした。

寝不足で体もダルい、頭痛も慢性化していて、常に体調がよくない状態で働いていたため、休日は起き上がることもできず、家事育児もろくにせずに、ひたすら布団にもぐっていました。

体力的にも精神的にも疲れが蓄積されていきました…

ほたる
ほたる

夫は休日私を気遣って休ませてくれましたが、心の中では”いつ上司に抗議してやろうか”と、考えてくれていたようです(;’∀’)

休日早朝深夜問わず業務連絡

時代の変化とともに、手軽で便利な連絡手段となったライン。

筆者にとってラインは、常に監視されているようでストレスのもとになりました。

最初は多少連絡を取り合う程度でしたが、日が経つにつれてどんどん増えていき、深夜・早朝・休日お構いなしで鳴るスマホ

家事育児にも影響を及ぼすほどでした。

「おかあさん、また電話?」

「携帯ばっかり見ないで!!」

そんな子どもたちの声に、申し訳ない気持ちをもちつつも、

「早く返事しなきゃ・・ 」という気持ちでした。

当時は上司からの連絡に”気づかなかったら失礼”と思い、常にスマホを離さず持っていました。

次第に、着信音・通知音で動悸がするようになってしまいました…

ほたる
ほたる

今の職場はラインでのやり取りは緊急の時など必要最低限です。

スマホを常に気にしなくてよいことで、心が解放されています。

家庭より仕事を優先せざるを得ない状況

本当にかなりの頻度で連絡が来ていました。

今振り返ると、異常だと思います。

本当は子どもがご飯を待っている、お風呂に入れたい‥

それを待たせてまで上司と連絡を取り合うことが日々辛くなっていきました。

さらに、仕事が忙しくなると土日も出勤。

「この状況わかってくれるわよね?出てこれるかしら?」

そう聞かれるたびに「はい、行けます」と答えてしまっていた、心の弱い筆者でした。

家族の予定もキャンセルして、夫に家事育児を任せて仕事へ行くこともありました。

連勤が続き、体の不調が日々悪化・・

正直、この多忙な時期の子どもの成長や姿、記憶はほとんどありませんし、スマホにも写真があまり残っていません。

子どもに目を向ける余裕がなかったのが、後から振り返ってみてやっとわかり、とても後悔しています。

そこまでして、働く意味って…?

ほたる
ほたる

今は子どもたちとも関わる時間が増え、家族で笑いあう時間も増えました。

仕事よりも、子どもとの今しかない時間を大切にしています。

人格否定?ダメ出し?自分が自分じゃなくなっていった

中間管理職となり、管理職の心得などを日々指導されていました。

上司の方針は、後輩がミスをしたらとことん理由を突き詰め、反省文を書かせ、厳しく指導する方針。

しかし筆者は、後輩の立場で考えて「そういうこともあるよね…」と共感してしまい、厳しく接することができなかったのです。

さらに、仕事が溜まっていくと優先順位の管理ができず、バタバタしてしまう私を見て

「私の育て方が間違っていた。あなたが、そうなってしまったのは私のせい」

とため息交じりによく言われたものです。

他の先生とも比べられ、”自分はダメなんだ…”と自信を無くす日々

そんな中でも、当時の筆者は”人としてダメな私を一生懸命育ててくれているんだ!”

と、思い込もうと、耐えようと、必死でした。

ほたる
ほたる

上司に「あなたはこういう人間。」「こういう性格」と言われ続け、自分自身がわからなくなり、発達障害ではないか?と本気で悩んだりもしました。

心身共に疲弊し体調不良が続いた結果うつ病と診断された

日常的に、動悸や頭痛があり病院にも行きましたが、原因不明

毎日鎮痛剤飲んでいるけど、大丈夫かな‥

と、不安になったりもしましたが、頭痛だと仕事にならないので仕方なく服用し続けて働いていました。

夜、疲れているのに眠れない。

眠れたと思ったら寝ている時も仕事の夢

消えてなくなりたいな~

大災害でも起きないかな~

そうしたら仕事に行かずに済むのに‥

など、普通ではないことを考えることが日常になっていました。

ある時、色々と相談に乗ってもらっていた看護師をしている友人に

「変なこと言ってるって思ったらごめんね。一回心療内科行ってみるのも良いかもよ?」

とアドバイスをもらいました。

信頼している友人だったので、

”行ってみよう、行けば何か状況が変わるかも‥”と思いながら、初めてのメンタルクリニックを受診。

「うつ状態ですね。お仕事はすぐに休まれたほうがいいですよ。その仕事環境は普通ではない。」

との診断でした。

え??うつ???私が?と信じられない気持ちと、

これで堂々と仕事休んでいいんだ…

となぜか、安堵感のほうが大きかったのを覚えています。

ほたる
ほたる

すぐに診断書を書いてもらいました。

お薬も処方され、本当に自分は心の病であることを実感しました。

上司に相談・時期を見て退職・療養

診断書を書いてもらったものの、なかなか上司に言い出せずにしばらくは、働いていました。

意を決して、上司に「お話ししたいことがあります」と申し出ました。

しかし「それ、今じゃなきゃだめなの?忙しいんだけど‥」と言われ、話す機会を逃しました。

しばらくして、再びチャレンジ。

「話したいことがある」この一言にどれだけの勇気が行ったか…

やっと自分の状況を上司に伝えることができ、退職することになりました。

上司からは…

「必ず治る病気だから、療養して治ったら退職せずに働いてほしい」

「心の病気の人なんて、山ほどいる。きっと薬を飲んでいても頑張れるはず!」

など色々なことを言われましたが、”薬を飲みながらでも働け!”と言われているように感じてしまい、私の気持ちを考えてくれないんだ…と、絶望。

今まで働いていた感謝もありましたが、もうこことは縁を切ろう…

私は”なんといわれようと退職”と心に誓いました。

長年勤めた園を退職した理由【まとめ】

当時の筆者は、その職場環境、人的環境が常識だと思って過ごしていました。

周りの人が「ちょっとおかしいよ」と言ってくれたことに対しても、

そんなわけない。これが普通。私が頑張ればいいだけと思い込んでいました。

渦中にいると、冷静に対処出ずにどんどんと沼にハマっていくような感覚でした。

筆者の退職理由
  • 中間管理職としてサービス残業や深夜までの残業
  • 持ち帰り仕事や休日昼夜問わず仕事の連絡
  • 家庭より仕事を優先せざるをえない仕事環境
  • 上司に自分自身を決めつけられることに、耐えられなかった
  • うつ状態になった

今、もし苦しみながら働いている人は、一度自分を俯瞰してみてみてください。

結婚・出産を経ても仕事復帰をされてバリバリ頑張って働いている方もいると思います。

でも、それって個人で違ってよいと思っています。

だって、それぞれ周りの環境、サポート環境、家事のスキル、仕事のキャパ、すべて違うからです。

私は、この経験を通して自分に合った働き方を選択することって、とても大事なことだと気づきました。

あの人ができているから、自分もできるはず。

そう思っていたところもありました

でも今は違います。人は人、自分は自分。

少しでも自分のキャパを越えているな、最近ひどく疲れるな‥と思ったときは一度働き方を考えてみるいい機会だと思います。

そして、さらに辛くなり身体症状が出たりしたり、すぐにでも仕事から離れるべきです

”私がいなくなったら、この仕事をだれがするのか…”

その気持ち、私もありました。

しかし、実際にいなくなったら、残された人でどうにかなるものです。

心身ともにつらくなったら環境を変えることも一つの方法だと思っています。

ほたる
ほたる

30代での転職で環境を変え、新たな職場に入ってみて、気づいたことが沢山あります。

辛かったら環境を変えることで、新たな気づきや発見がありました。

環境を変えることは悪いことではなく、私にとっては新しい一歩でした。

ここまでやってきたのに…と辞めることが言い出しにくかったら、退職代行サービスもあります。

精神的にきつかったら、そのようなサービスを利用してでも、その職場から離れてみる。

筆者自身も転職を経て、今は精神的・身体的に負担も少なく、楽しく働くことができています!

苦しいところで頑張りすぎて、つらい思いをしている人が、少しでも良い道に進めることを願っています。

読んでくれてありがとう☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました